蛍光灯のデザインとアート

日本の住宅において、広く使われている蛍光灯。その光は陰影が無く、ともすれば味気無く見えてしまいがち。そんな蛍光灯の特性も、この2作品では上手く生かされています。

CW&T : Circle Hook Light

ニューヨークのデザイン・スタジオ CW&T による、真鍮製の灯具に引っ掛ける構造の蛍光灯具。一見垂れ下がった線がスイッチかな?と思わされますが、ON / OFFの際は蛍光灯自体を取り外すというミニマルなデザイン。

東恩納裕一:蛍光灯シャンデリア

管と絡みあう配線が、不思議な美しさ。コム・デ・ギャルソン各店でも展示されている、アーティスト東恩納裕一さんによる作品です。画像にあるような球体形ではありませんが、密買東京さんで購入が可能です。

リノベーションされた村ホテル:Santo Stefano di Sessanio

Santo Stefano di Sessanio

古代ローマ時代に誕生し、初期の城郭様式を持つ建物が立ち並ぶ Santo Stefano di Sessanio 村。近年廃村となっていましたが、リノベーションによって村全体がホテルとして利用されています。

リノベーションにおいては元の形へ戻す事が再優先され、インテリアや家具は写真を基にデザインが行われたそうです。浴槽や洗面ボウルなどはモダンですが、中世のデザインと良いコントラストを生んでいますね。

各室に自動調整の暖房・インターネットを完備していますが、電気設備は最小限に抑えられており、目につかないような形での導入が心がけられています。

http://www.sextantio.it/

極北の種子銀行

Svalbard Global Seed Vault

Svalbard Global Seed Vault は、北極から約1,300KMに位置する種子銀行。ノルウェー政府主導のもと、ビル・ゲイツと6国(個人が国々と並んでしまうというのも、すごい話ですが)からなる基金により、建設されたものです。

写真だけを見ると幻想的な雰囲気ですが、目的は疫病・地球温暖化・自然災害・戦争のリスクに備え、穀物などの保存を行う事…と映画の設定かのような、シリアスな施設。2008年のオープンから100以上の国より収集された種子は、すでに2億を超えているそうです。

大工さん必携の香水?:Levelus spirit level perfume

Art. Lebedev Studio : Levelus spirit level perfume

作業着姿の男性が吹く「Levelus spirit level perfume」は、大工さん必携の香水です。

見れば一目瞭然、なんとボトルが水平器になっています。

デザインを行なった Art Lebedev Studio によれば、「良い香りを漂わせつつ、優雅な水平チェックが可能」で「大工業を新しい“レベル”」へと引き上げる香水…とのこと。

「エモーショナルで力強く、時間を無駄にしない自信に満ちた男」のための、ユーモアあるコンセプトモデルです。

給水塔のリノベーション 2

今回ご紹介するのは、ベルギーのリノベーション給水塔。”給水塔のリノベーション住宅” でご紹介した給水塔も同じくベルギーですが、どうもベルギーだけではなくヨーロッパに古い給水塔が数多く残っているようですね。

photo by Photographs: Jasmine Van Hevel, Mauro Brigham and Olivier Papegnies

1938年に建設された、この給水塔は高さ30m。第二次世界大戦中には、ナチスに望楼(ぼうろう ※物見やぐら)として使われた事もあったとか。2004年には英国審議会から、保全すべき建物として認定されています。

Bham Design Studio によって手がけられたリノベーションは、傷んだコンクリートの補修・塗装やレンガの除去・窓の拡大などで、2007年からは一家がお住まいとのこと。

フロアプランは以下の通り。

屋上 テラス
5階 リビング,キッチン,ダイニング
4階 バスルーム
3階 ゲストルーム,オフィス
2階 作業場,倉庫など
1階 エントランス,車2台分のガレージ

と贅沢な内容ですが、塔だけに屋上のテラスは360度パノラマなのが素晴らしいですね。シャワーまで付いているそうですが、かなりの爽快感が味わえそう。こんなリノベーション物件、住んでみたいものです。

via. arch daily : Chateau d’eau / Bham Design Studio

コンクリートの詩的なグラス:CITY RAIN

このハンドメイド製ガラスと、コンクリートの組み合わせ。コンクリートフェチでは無くとも、惹かれるものがありますよね。

硬く重いコンクリートですが、実は繊細な素材でもあります。そのため制作には綿密な計算が欠かせず、形成までに一週間以上かかってしまうそうです。

グラスの氷で生じた結露水がコンクリートに染みた様も美しいですが、それを ‘City Rain’ とした詩的なネーミングも良いですね。

濡れた道路と窓ガラスの水滴からインスピレーションを得たデザインは、台湾のプロダクトデザインチーム ‘25togo‘ によるものです。

via. Yanko Design : City Rain Concrete Glass

電球ひとつでシャンデリア:Diamond Lights

「点灯している時もしていない時も美しい、機能を持った彫刻」を目指した ‘Diamond Lights’ は、名前の通りダイアモンド型の電球。

カーデザインを学んだ後、インテリアやプロダクトを手がけているスウェーデンの Eric Therner によるデザインです。クラシックな見かけながら、ハロゲン光源で2000時間の寿命を持つとか。

一つでも存在感がありそうなフォルムですが、いろいろなスタイルのインテリアに馴染むのではないでしょうか。これを加えることで、見慣れた部屋が少し違った風景を見せてくれそうです。

日本では未取り扱いのようですが、こちらから購入可能です。

via. Henrick´s tankegångar : Diamond Lights av Eric Therner.

関連記事 : 電球型蛍光灯のソフトクリーム照明

畳・ビニール・コンクリート:HOTEL NUTS


© Yusuke Wakabayashi

墨出しのあるコンクリート壁がラフなこの一室、新宿御苑に程近い Hotel NUTS の和をテーマにしたリノベーションです。デザインは Upsetters Architects によるもの。

同じく和がテーマであるリノベーションホテル CLASKA では、床が畳とウッドフローリングの組み合わせ。ウェット過ぎないモダンな和のイメージでした。この畳と白いビニールフローリングの組み合わせもモダンですが、また違った和のイメージを感じますね。

以前から海外利用客が多かったという、こちらのホテル。モダンなリノベーション和室で布団を敷いた数日は、そんな方々の記憶に残るものになるでしょうね。


© Yusuke Wakabayashi


© Yusuke Wakabayashi

via. ArchDaily – Hotel Nuts / Upsetters Architects

45の冷蔵庫が並ぶセルフサービスのバー:MiNiBAR


photo © Menno Kok

オランダ・アムステルダムの運河沿いにある MiNiBAR は少し変わったスタイルのバー。「よくあるバーのように一列に並んで飲むのでは無く、イケてるホテルの部屋に友達を呼んで飲むような感じ」というコンセプトのもと、supperclubなどでも著名な concrete が内装・Machine がグラフィックを担当。


photo © Menno Kok

まずはドアを開けチェックイン、入り口のコンシェルジュで自分用の鍵を受け取ります。それで壁に並んだ45の冷蔵庫ミニバーを開けることが出来、お酒やスナックを自分で選び取れるというセルフサービス形式。


photo © Menno Kok

お腹がすいたら、お寿司や季節の料理の “デリバリー” を頼めるとか。

ここではCarl Craig, Pilooski, DAMFUNKらがプレイしていたりと、かなり音楽も重視しているようですね。MiNiBARのオーディオプレーヤーから、その雰囲気を少し知ることができます。

via. yatzer : MINIBAR – The first SELF SERVICE bar in the world

レゴ 近代建築の名作キット

以前ご紹介した、レゴで再現されたル・コルビュジエ設計のサヴォア邸。数多くのブロックを選び組み上げた、とても再現度の高い仕上がりでした。

あれを真似して作ってみようと思っても、なかなかハードルが高いですよね。でも、こんなキットなら大丈夫。

フランク・ロイド・ライトの死後50周年を記念して発売された「落水邸」「グッゲンハイム美術館」のレゴキットです。

発売元である Brickstructures,Inc からは、ランドマークシリーズとして「Sears Tower」「John Hancock Center」「Empire State Building」「Seattle Space Needle」の高層ビル4棟セットもラインナップ。

以上のキットは、Brickstructures,Incのオンラインショップにて購入可能です。